斜め侵入車両にも対応!交通規制の安全性を高める新型車両停止装置【NETIS: KK-220058】
- TKライター

- 6月22日
- 読了時間: 3分

交通規制中の作業員や通行車両の安全確保に欠かせない「車両停止装置」。
今回ご紹介するのは、従来の装置では対応しきれなかった“斜めからの車両進入”にも対応し、停止距離も約10%短縮できる新技術(NETIS登録番号:KK-220058)です。
交通規制内の安全性をより高めたい現場において、効果的かつ実用性の高い選択肢として注目されています。
1. 交通規制の課題と、車両停止装置の役割
工事現場では、進入禁止エリアに誤って入ってくる車両のリスクが常に存在します。
こうした誤進入を物理的に食い止め、作業員や第三者の命を守るのが「車両停止装置」の役割です。
しかし従来の装置では、
停止距離が長い
正面からの車両にしか十分な効果が発揮できないといった課題がありました。
2. 本技術(KK-220058)の特徴とメリット

今回紹介する新型車両停止装置は、以下の点で安全性と対応力が強化されています。
✅ 誤進入車両を確実に停止
規制エリアへ誤って進入した車両を物理的に停止させる構造で、作業員への接触リスクを低減します。
✅ 従来比 約10%の停止距離短縮
衝突エネルギーをより効率的に吸収することで、より短い距離で車両を制止できます。

✅ 斜め進入車両にも対応可能
従来装置は正面からの衝突時に性能を発揮するものでしたが、本装置は角度のある侵入にも対応できるため、現場環境に柔軟に適応します。

3. 注意点と課題(デメリット)
新技術である一方で、導入にあたっては以下の注意点があります。
⚠️ 現地での組み立て作業が必要
従来の「設置してすぐ使える」タイプと異なり、現地での準備・設置工程が追加されます。
⚠️ 積雪時の運用に課題あり
オプション仕様がまだ整っておらず、雪や凍結路面での使用は難しい状況です。冬季対応を求める現場では、今後の改良に期待が必要です。
4. 技術提案や規制業務への応用に向けて
この車両停止装置は、事故リスクの高い都市部・高速道路の夜間工事・見通しの悪い箇所などにおいて特に効果が期待されます。また、国や自治体への技術提案書や安全計画書の内容強化にも貢献できる技術といえるでしょう。
【まとめ】
安全性の向上は、どの現場でも最優先すべきテーマです。本技術(KK-220058)は、正面だけでなく斜めからの車両進入にも対応できる数少ない車両停止装置として、今後の標準装備化が期待されます。積雪対応など今後の改良にも注目しつつ、現場特性に応じた導入判断をおすすめします。
技術詳細はこちら 👉🔗 NETIS掲載ページ(KK-220058)
ありがとうございました。
※画像等は、近江自動車株式会社HPより引用


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