斜め進入にも対応!車両停止装置「規制の相棒」で交通規制の安全性を向上【NETIS:KK-220058-A】
更新日:10月2日

道路工事や舗装工事などの交通規制では、工事看板やLED表示板、交通誘導員などによって、一般車両が規制帯へ誤進入しないよう安全対策を行います。
しかし、
「前方を十分に確認していなかった」
「規制に気づくのが遅れた」
「居眠り・ながら運転などで規制帯へ進入した」
といったケースまで完全に防ぐことはできません。
そこで活用されているのが、「とまるくん」などの車両停止装置です。
TKnetでも「進入車両停止装置とまるくんの正しい設置方法」を紹介していますが、今回はさらに注目したい新しい車両停止装置を紹介します。
それが、**斜めから進入する車両にも停止効果を発揮する「規制の相棒」**です。
「規制の相棒」はNETIS登録技術(KK-220058-A)で、従来の車両停止装置と比較して停止距離の短縮も確認されています。
交通規制の安全対策をもう一段階高めたい現場で、ぜひ知っておきたい製品です。
|車両停止装置「規制の相棒」とは?

「規制の相棒」は、交通規制内へ誤進入した車両を強制的に停止させ、規制内で作業する作業員を守るための車両停止装置です。
進入車両が装置へ接触すると、車両前方部によってストップバーが押し下げられます。
その力によって本体全体を路面へ押し付け、本体底面のゴムと路面との摩擦エネルギーを利用して車両を停止させる仕組みです。
つまり、車両自身の荷重を利用して、装置を路面へ押し付けて止めるという仕組みになっています。
基本仕様
項目 | 内容 |
製品名 | 規制の相棒 |
NETIS | KK-220058-A |
用途 | 規制内への誤進入車両の停止 |
材質 | アルミニウム・鉄鋼・ゴム |
本体重量 | 約20kgf |
ストップバー重量 | 約20kgf |
特徴 | オフセット(斜め)衝突にも停止効果 |
|なぜ新しい車両停止装置が必要なのか?

従来から「とまるくん」などの車両停止装置は、道路工事における誤進入対策として活用されています。
一方、実際の交通事故では、必ずしも車両が装置へ真正面から進入するとは限りません。
例えば、規制帯へ気づくのが遅れ、「危ない!」とハンドルを切りながら規制帯へ進入するケースも考えられます。
つまり、交通規制の安全対策では、正面から進入する車両だけでなく、斜め方向から進入してくる車両についても考える必要があります。
そこで開発されたのが「規制の相棒」です。
|従来型の車両停止装置と「規制の相棒」の違い
比較ポイント | 従来型の車両停止装置 | 規制の相棒 |
主な目的 | 誤進入車両の停止 | 誤進入車両の停止 |
正面進入 | 対応 | 対応 |
斜め進入 | 製品・衝突条件による | オフセット衝突にも停止効果 |
停止距離 | 従来技術 | 従来技術比 約10%削減 |
停止方法 | 車両荷重・摩擦等を利用 | 車両荷重で本体を路面へ押し付け、摩擦で停止 |
運搬 | 製品による | 本体・ストップバーに分割可能 |
※停止性能は車両速度、路面状況、衝突条件などによって異なります。
TKnet的おすすめポイント① 斜めからの進入にも対応
TKnetが「規制の相棒」で最も注目したいのが、斜めから進入する車両への対応です。
メーカーでは、オフセット衝突でも停止効果があることを製品の特徴として挙げています。
交通規制へ誤進入する車両が、必ず装置の真正面へ衝突するとは限りません。
規制に気づいてハンドルを切った結果、斜め方向から装置へ接触する可能性もあります。
そのため、「正面からの進入だけを想定する」のではなく、「実際に起こり得る進入方向まで考える」という点で、規制の相棒は注目したい安全設備です。
TKnet的おすすめポイント② 従来技術より停止距離を約10%削減
規制の相棒は、従来の車両停止装置と比較して、停止距離を約10%削減する効果が確認されています。
交通規制では、車両停止装置を設置してから作業員までの安全距離を確保する必要があります。
そのため、停止距離を短くできることは、作業員への接触リスクを低減するうえで重要なポイントになります。
ただし、「10%短くなるから安全距離も10%短くしてよい」という意味ではありません。
実際の停止距離は速度や路面状態、進入角度などによって変化するため、メーカーの設置方法や現場条件を確認し、十分な安全距離を確保する必要があります。
TKnet的おすすめポイント③ 分割できるため運搬しやすい
規制の相棒は、本体とストップバーの2つに分割できます。
それぞれ約20kgで、現場ではストップバーを本体へ差し込み、ピンで固定して使用する構造です。
車両停止装置は、安全性能だけでなく、「毎日の交通規制で設置・撤去できるか」という施工性も重要です。
交通規制を毎日設置・撤去する舗装工事などでは、運搬や設置時の負担も製品選定のポイントになります。
|「規制の相棒」はどのように設置する?
メーカーが公開している設置例では、規制エリア内の工事箇所から約20m手前に、3台の規制の相棒を約5mピッチで配置する方法が示されています。
イメージすると、
一般車両↓規制の相棒↓ 約5m規制の相棒↓ 約5m規制の相棒↓ 約20m工事箇所・作業員
という配置です。
ただし、これはあくまで設置例です。
道路の規制状況や設置環境によって適切な条件は変わるため、実際の使用時にはメーカー資料や発注者・道路管理者等の交通規制基準を確認してください。
|「とまるくん」と「規制の相棒」は何が違う?

「とまるくん」の記事からこちらの記事を読まれている方にとって、最も気になるのがこの違いではないでしょうか。
どちらも、交通規制内へ誤進入した車両を停止させ、作業員を守るための設備です。
一方、「規制の相棒」で特に注目したいのが、「オフセット(斜め)衝突への対応」です。
「とまるくん」のメーカーが公開している停止試験・配置データは、正面衝突を条件としています。
対して「規制の相棒」は、斜めからの進入車両に対しても停止効果を持たせたことを特徴としています。
したがって、
とまるくん=正しい台数・間隔・安全距離で使用する実績ある進入車両停止装置
規制の相棒=そこからさらに斜め進入まで考えた新しい車両停止装置
という視点で、それぞれの特徴を理解すると分かりやすいでしょう。
どちらが一律に優れているということではなく、現場条件、規制方法、設置スペースなどを踏まえて選定することが重要です。
|こんな交通規制におすすめ
① 一般車両が隣接して走行する車線規制
規制帯のすぐ横を一般車両が走行する現場では、誤進入時に車両が斜め方向から規制帯へ入る可能性があります。
オフセット衝突への対応は、このような現場で注目したい特徴です。
② 舗装工事・道路改良工事
施工場所を移動しながら交通規制を行う工事では、安全設備の設置・撤去を繰り返します。
本体とストップバーを分割できるため、運搬性も含めて採用を検討できます。
③ 夜間工事
夜間は視認条件が昼間とは異なります。
工事看板やLED表示板、工事灯などによる「誤進入させない対策」に加え、万が一進入された場合の対策として車両停止装置を組み合わせることが重要です。
|NETIS技術として技術提案にも活用
「規制の相棒」はNETIS登録技術です。
そのため、単なる安全用品の導入ではなく、
「交通規制内への誤進入車両対策として、斜め方向からの進入にも停止効果を有する車両停止装置を採用し、規制内作業員の安全性向上を図る」
といった技術提案として整理することも考えられます。
特に、
交通規制を伴う舗装工事
道路改良工事
維持修繕工事
夜間工事
長期間の車線規制
などでは、安全対策の一つとして検討しやすい技術です。
※NETIS技術の採用や工事成績等での評価は、発注者・工事条件・適用する要領等によって異なります。
まとめ|「誤進入させない」+「進入された場合に止める」
交通規制では、工事看板↓LED表示板↓工事灯・矢印板↓交通誘導員など、さまざまな設備を使って一般ドライバーへ規制の存在を伝えています。
これらは、いわば**「規制帯へ誤進入させないための安全対策」**です。
しかし、それでも誤進入を完全になくすことはできません。
そこで必要になるのが、「万が一、車両が進入してしまったときに作業員を守る安全対策」
です。
「規制の相棒」は、規制内へ進入した車両を停止させるだけでなく、斜めからの進入にも停止効果を持たせた車両停止装置です。
さらに、従来技術と比較した停止距離の短縮や、分割可能な構造による運搬性など、実際の交通規制を考えた特徴があります。
交通規制の安全対策を考えるときは、「ドライバーに気づいてもらう」+「万が一進入されたときに止める」という二段構えで考えてみてはいかがでしょうか。
交通規制で働く作業員を守るために、現場条件に合った車両停止装置を正しく選び、正しく設置することが重要です。
|技術提案資料の公開中
車両停止装置「規制の相棒」を技術提案で使用したい!というお声にお応えするために技術提案資料を公開しています。
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※画像等は、近江自動車株式会社HPより引用


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