道路に矢印を映し出せ。これが車線減少規制の最先端だ。
- TKライター
- 2023年6月4日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年6月4日

皆様、今回の投稿も前回と同様に交通規制シリーズとなります!!
「えーまたかよ〜」っとならないでいただければ嬉しいです。
なにせこの交通規制シリーズは、筆者の得意分野でございますから。
さてさて。道路改良工事や舗装工事において、交通規制はセットでついてくるものです。
大都市になればなるほど交通量も多く、夜間等様々な工事で交通規制がセットとなります。
そんな交通規制の中で多いのが、車線減少規制です。
特に大都市では、4車線(片側2車線)などが多く、1車線を規制して工事を行われることが多く見受けられます。
また、大都市における交通規制は夜間工事がほとんどです。
ここで重要となるのが、
いかに車線減少の規制を行っていることを車両に案内して車線変更を促すか!!
ここになります。
この車線変更を早い段階で行なってもらわないと交通規制の起点で渋滞が発生してしまい、最悪の場合、事故にも繋がります。
それほど、車線減少規制において車線の変更を促すかは、とっても重要なのです。
しかし、これまでの車線変更を促す発信は、規制標識や電光表示板による発信しかできておりません。起点になると大きい電光表示板を載せた規制車となってしまうのです。
つまり、従来の車線変更を発信するものは、見てくれていないのです。。。
まあ、それもそのはず。車を運転している人は、標識なんて見れません。一瞬で過ぎ去る標識を見ていたら事故が起きてしまいます。
では、どーすればいいのか。。。
そんな車線減少における車線の変更の救世主が、今回ご紹介する商品です!
この商品を初めて見た時、
「これが最先端技術だ!これがあれば車線減少の規制を変えられる!」そう思いました。
この記事を読み、交通規制の安全を確保していただけたら嬉しいです。
では行きましょう!!!
安全誘導システム「ほたるいか」
メーカー:大日本印刷(株)、阪神高速技術(株)
製品に関するお問い合わせは、(株)アドビック
性能:DNP高視認性パターンライトは、DNP大日本印刷の登録商標
商品概要:
「ほたるいか(内照式予告看板と高視認性パターンライトの総称)」により夜間の工事規制を気づきやすくし、早期の車線変更を促すことで安全を確保
導入効果
予告看板を内照式にすることで遠方からでも工事規制に気づきやすい
路面に矢印を投映することで車線変更のタイミングが分かりやすい
これまでの車線の変更を促すのは、規制標識や電光表示板であったが、今回ご紹介した「ほたるいか」は路面に直接矢印を映し出し、車線変更を促すことができるのです。
設置台数が多ければ、映し出す矢印が連続することになり、視認性を向上させることができます。
活用事例

阪神高速技術は、同社が手がける阪神高速道路における作業において、受傷事故を未然に防ぐため、予告看板やカラーコーンなどの設置に加え、「DNP高視認性パターンライト」を活用した新たな安全対策手法を開発しました(阪神高速技術株式会社、株式会社テクノ阪神、DNPの3社共同開発)。
同製品により矢印のパターンを路面上に照射することで、ドライバーに向けて、より直感的に早めの車線変更を促すことができるため、ドライバーだけではなく、工事従事者の安全性の向上に繋がります。

そんな「ほたるいか」なんと充電式であります。点滅モードだと最大6時間しか持たないが、外部電源供給を可能であります。ポータブル充電器があるので連続した使用は問題ないと言えます。

最後に
今回は、車線減少における車線の変更をいち早く促し発信できる「ほたるいか」を紹介しました。この「ほたるいか」が多くの現場で活用され、事故なき現場が増えることを祈っております。
ありがとうございました。
ご質問等ありましたらメールかコメントまで。
mail:tu2106.com@gmail.com
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