斜杭の傾斜角・方位角を1台で“見える化”!省力&高精度を実現するパイルナビクラウド-W登場
- TKライター
- 6月9日
- 読了時間: 3分

杭工事において“斜杭”の採用頻度は多くありませんが、その希少性ゆえに、適切な施工管理や品質管理が難しいと感じた経験はありませんか?
今回ご紹介する「パイルナビクラウド-W」は、斜杭打設における角度と方位の管理を効率的かつ正確に行える、斜杭専用の新しい施工管理支援システムです。
施工性・経済性の向上と品質の確保を同時に実現するこの技術は、技術提案や現場の課題解決にも大いに貢献するでしょう。
では、行きましょう!
杭打設管理システム
パイルナビクラウド-W

1. なぜ“斜杭”は管理が難しいのか?
斜杭は構造物の支持力確保や地盤条件への対応として設計されることがありますが、施工頻度が少ないために、専用の管理技術が乏しく、現場ごとに工夫が求められてきました。とくに、傾斜角や方位角の正確な把握と管理は、従来の方法では精度・効率・記録性に課題が残りやすいポイントでした。
2. 「パイルナビクラウド-W」がもたらす革新とは?

「パイルナビクラウド-W」は、トータルステーション1台で斜杭の傾斜角と方位角の両方を正確に算出し、そのデータを即時にクラウドへ送信・管理できるシステムです。
これまで煩雑だった角度管理がリアルタイムで“見える化”
操作も簡便で、特別な機器を増設する必要がなく、既存機材で運用可能
複数の関係者が同時に施工状況を確認できるため、打設ミスの防止にも有効
3. クラウド連携による施工性・経済性の向上
施工管理データはクラウド上で自動記録・管理されるため、次のようなメリットがあります。
帳票作成の省力化:現場終了後にまとめて作成する必要がなく、リアルタイムで作成・出力が可能
工期短縮の支援:記録や確認作業にかかる手間を減らし、現場全体の効率化につながる
遠隔管理も可能:複数現場を同時に抱える技術者にとっても、場所を問わず状況把握ができる
4. 技術提案への活用:斜杭だからこそ“選ばれる技術”に
斜杭は数が少ないからこそ、失敗の許されない重要な工程です。そのため、高精度かつ省力化を実現する施工管理技術は、差別化された提案要素となります。「パイルナビクラウド-W」は、現場の安全性・精度・効率を同時に高めることができ、国や自治体の発注工事における技術提案資料にも組み込みやすい製品といえるでしょう。
【まとめ】
「パイルナビクラウド-W」は、施工頻度が低くても確実な管理が求められる斜杭施工に特化した新たな選択肢です。高精度な角度管理とクラウドによる情報共有で、品質向上と省力化を両立。今後、杭工事の現場において技術提案の一助として活用されていくことが期待されます。
国交省技術提案書向け資料が欲しい方は、お問い合わせフォームにてご連絡ください。
ありがとうございました。
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