土砂運搬における車両の管理
- TKライター
- 2021年2月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2021年3月3日
技術提案項目:ダンプトラックにおける土砂運搬時の車両管理

・工事用車両運行支援システム「VasMap」
メーカー:アカサカテック 代理店:レックス、岩崎
概算金額:レンタル3〜4万円/台月
別途初回ルート設定費15万円 基本料5〜6万円
仕様:スマートフォンを利用した工事用車両の運行支援
・運転手に音声で注意喚起できるようにした。
・車両の現在位置を、車両に搭載したスマートフォンから運転手にリアルタイム送信(秒数任意設定)できるようにした。
・車両側は、スマートフォンをダッシュボードに貼り付けるだけで運用開始できる。
・事務所側は、特別なソフトをインストールすることなく、インターネット環境だけで導入できるようにした。
・システムの地図情報は、逐次最新版に更新される。
・多様な帳票出力を可能とした。
メリット:
・リアルタイムの送受信および音声での注意喚起により、運行効率の向上が期待できる。
・車両側、事務所側とも設置や設定に手間を要さないため、容易に運用できる。
・システムの地図情報が逐次更新され、CAD図を取り込めるため、工事の進捗が地図情報に反映される。
・多様な帳票が出力できるため、適切な品質の運行計画が立案でき、かつ施工管理が容易になる。
・オプションとして、生コン品質管理機能、衝突防止補助装置『MobileEye』連動機能、簡易トラックスケール連動機能、警報アプリケーション連動(パトライト)、電光掲示板連動機能、車線逸脱警報システムなどがある。
・災害時における大型車通行可能経路を表示することができる。
デメリット:使用時に設定が必要で運行ルート制作費がかかってしまう。
また、ながら運転の厳格化によりスマートフォンを注視すると捕まってしまうため、注意しなくてはならない。
車両運行管理としての機能は素晴らしい。NETIS取得しているだけあって現場の帳票やリアルタイム音声の発信などメリットしかない。
オプション機能は別途メーカーとの対応となるが、トラックスケール連動があれば面倒な記録紙をとる必要がないだろう。


・ぴあたっと GPS運行管理システム
概算金額:不明
仕様:GPS搭載スマートフォンを用いた工事車両運行管理システム
メリット:
・GPS搭載スマートフォンを利用した指示システムに変えたことにより、誘導員の人件費を削減できるので、経済性の向上が図れます。 ・GPS搭載スマートフォンを利用した指示システムに変えたことにより、正確な速度監視・ルート監視を実施できるので、安全性の向上が図れます。 ・GPS搭載スマートフォンを利用した指示システムに変えたことにより、誘導員を配置していない場所でも運行管理ができるので、安全性の向上が図れます。 ・GPS搭載スマートフォンを利用した指示システムに変えたことにより、制限速度や特定エリアを音声ガイダンスで警告できるので、安全性の向上が図れます。 ・GPS搭載スマートフォンを利用した指示システムに変えたことにより、他の工事用車両が近接警報エリアに侵入すると警告することができるので、省人化でき、施工性の向上が図れます。 ・PCによる自動作成に変えたことにより、運行記録作成の手間を省略できるので、施工性の向上が図れます。
デメリット:デメリットとしては代理店が少ないこと。そして高額である。
内容としては、VasMapと同等となるが、NETSI登録が早く終了となる。

こちらと同じNETISでコンクリート施工向けに特化したものもある。
ぴたあっとは、ダンプの土砂運搬管理よりコンクリート施工に特化した提案が良い。
NETIS登録もコンクリート向けの文章があるため、そちらで差別化を図れる。


まとめ
車両運行管理では、VasMapで間違いないだろう。まだNETIS登録はされていないが、仙台銘板で出しているD-safetyがNETIS登録となったら良い勝負となる。
仙台銘板が扱っているクラウド・アイがNETIS登録終了に伴い記載はしなかった。
しかし、VEとの差があるので、しばらくはVasMapで良い。 コンクリート施工に特化した管理は、「ぴたあっと」と選択しよう。
発注者も工事車両の管理には注視している。というのも、やはりクレームが多いからだ。
一般道を工事用車両が走行する際、一般車の気持ちとなり提案を考えてみよう。 別途相談時は連絡を。
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